神戸市須磨区・T様邸の工事が完成しております。
「車椅子で動きやすいように。介護しやすいように。」という改修工事です。
和室を洋室に替え、そこを拠点に、玄関やトイレに行きやすく考えています。
<和室⇒洋室>
<BEFORE>
<AFTER>
対面キッチンにすることで、食器棚や冷蔵庫など、
車椅子で動く際に障害になり得るものはキッチン内にまとめられました。
<BEFORE>
<AFTER>
洗面室に入る入口は、有効開口が1メーターある高齢者用引き戸に。
洗面室に入って左手はトイレの入り口。
こちらも同じ引き戸を取付けています。
<BEFORE>
<AFTER>
車椅子で入るのはもちろん、介護スペースも不十分で
入り口に段差もあったトイレを拡張し、
段差のない十分な広さのトイレスペースに。
奥に見えるのも引き戸で、そのまま廊下に抜けられるようになっています。
廊下側から見たトイレ入り口
<BEFORE>
<AFTER>
敷地形状上、大きな改善はできませんでしたが、
余分な出っ張りを一部解体したり、階段の形状を少し変えたり
手すりを設置し、少しでも昇りやすく介護しやすい形に変えています。
<BEFORE>
<AFTER>
ポーチから車椅子のままスムーズに入れるように、
2枚引きの玄関戸に。
以前聞いたラジオで、
「今、介護保険を使われている方のほとんどが、戦時中、戦後という時代に
生まれ育ち、今の若い人のような何不自由のない青春時代とは違います。
そういった方々の人生最後の時を、快適に幸せに送っていただけるように
介護を考えていかなければなりません。」
と、介護関係の方がお話しされていました。
それを聞き、その通りだな・・・と思いました。
私達の業種は直接の介護のお仕事ではありませんが、
リフォームという形で、高齢者の方、お身体の不自由な方が
少しでも快適に過ごしていただけるようにサポートしていきたいと思います。